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早稲田摂陵中学校・高等学校
新生校としてのアイデンティティにふさわしいスポーツウェアを求めて。

2009年、「早稲田摂陵」として近畿初の早稲田大学系属校へ。

少子化が叫ばれて久しい。どの私立中学・高校も生徒の確保に苦心する中、この学校の登場は教育界に大きなインパクトを与えた。
緑豊かな大阪・北摂に位置する、早稲田摂陵中学校・高等学校。それまで長年の歴史を積み重ねてきた摂陵中学校・高等学校から、近畿初の早稲田大学系属校として2009年に生まれ変わった。さらに2010年には、男子校を脱して男女共学化も実現。
新しい「早稲田摂陵」としてのアイデンティティをどのように確立し、内外に発信するか…その一翼を担ったのがadidasのスポーツウェアだった。

校内で「制服委員会」を組織し、保護者も参加しての投票でウェアを決定。

「WASEDA」の文字はエンジ色、「SETSURYO」の文字は摂陵時代のスクールカラーだった緑色とし、新しい風と伝統の融合を表現している。ベースカラーは白でも透けにくく、女子生徒も安心。

新生「早稲田摂陵」にふさわしいウェアの機能性やデザインを検討するため、先生方の間で「制服委員会」が組織された。
そして複数の販売業者が、それぞれに「早稲田摂陵らしさの表現」を追求したプレゼンテーションを行うことに。
当日は先生方だけでなく、わが子が着るウェアに興味津々の保護者も数多く参加したという。そして厳正な投票の結果、スポーツウェアで選ばれたのはADSSが提案したadidas SCHOOL CATEGORY。早稲田大学の校旗やユニフォームでおなじみの「早稲田カラー」と呼ばれるエンジ色に、adidasブランドの象徴とも言うべき3本ラインを組み合わせたデザインだ。
当時を振り返って、「制服委員会」のメンバーであった体育科の石井基仁先生はこう語る。「ADSSさんはウェアだけでなく、アフターフォローの面でも充実していたと思います。
やっぱりココが残ったか、という納得感がありましたね」。また、陸上競技部の顧問を努める北川浩司先生も「摂陵時代の体操服は、梅雨時はとくに乾きにくかったんです。adidasのウェアに変わってから、2日続けての授業でも洗えばひと晩で乾きますし、汗を吸ってもサラッとしていますね」とadidas SCHOOL CATEGORYの機能面を高く評価している。
早稲田の名を冠した、世界に通用するadidasブランドのウェアを身につけることで、生徒たちの意識もよりポジティブに変化してきているという。

生徒たちの夢とともに。早稲田摂陵×adidas、 4年目の歩み。

スクールアイデンティティを象徴するスポーツウェアで、生徒一人ひとりの意識も変わりはじめた。

イキイキと躍動する早稲田摂陵の生徒たち。そのそばには、いつもadidasのスポーツウェアがある。
ドラスティックな変革から4年目を迎える今日まで、スポーツウェアはひとつの教材ではなく、新しいスクールアイデンティティを象徴するものとして学校とともに歩んできた。生徒たちは新たな誇りを胸に気を引き締め、体育の授業や部活動、体育祭などに取り組む姿勢も活発になったという。
校内を歩くと、どこも笑顔にあふれ、誰もが臆せず将来の夢を口にすることに驚かされる。
早稲田摂陵で、「スクールスポーツウェアの真の価値」をあらためて知ることができた。

全国大会にも出場したチアダンス部。
キレのいい動きをadidasの3本線が引き立てる。

早稲田摂陵 チアダンス部

男女共学となった学校に、より一層の華を添えるチアダンス部。ダンス経験者の女子生徒が声を上げて発足し、早くも関西のダンスドリル大会を通過、全国大会へと駒を進めた。
「女子パワーを学校全体に広げたい ! 」とキレのあるダンスで学校を盛り上げる部員たちは、スポーツウェアが大のお気に入り。
「チームでウインドブレーカーをそろえる前は、この体操服で大会にも出かけていたんです。早稲田摂陵だ ! って一目でわかるのが良かったな」「とくに色が好き ! ブランド物だし、大事に着ていこうって思える」「すぐ乾くから、お母さんが喜んでます」と女の子らしい意見を寄せてくれた。
創部1年目で成し遂げた実績がウェアとともに次の世代へとつながり、早稲田摂陵の新たな伝統が生まれることを願いたい。

大阪制覇を目標に汗を流すバスケットボール部。
中学校では公式戦でもadidasのスポーツウェアを着用!

早稲田摂陵 バスケットボール部

高校のバスケットボール部員たちは、adidasのウェアは主に体育の授業で着用するとのことだが「部屋干しでも一晩で乾くのがありがたい」「動きやすいから、寮にいる時も着ています」とおおむね好評だった。
顧問の石井基仁先生によると「中学ではクラブジャージを作らなくても良くなりました。公式戦でも堂々と着ていける機能性、デザインなので」とのこと。
指導に訪れていた社会人OBたちも「僕らが卒業してからカッコいい体操服になって悔しい(笑)。
母校が早稲田グループになったのは、自分たちにとってもうれしいですね」と愛校心が増したようだった。
部員たちの意識も変わったとのことで、プレーする表情の中にも大阪制覇に向けての気迫が感じられた。

早稲田イズムを継承するラグビー部は、いざ、夢の舞台へ。

早稲田摂陵 ラグビー部

グラウンドでぶつかり合うラグビー部は、2011年度の大阪府の大会でベスト4の実績をもつ。「コーチ陣は皆、早稲田大学ラグビー部出身です。
部員はほとんどが初心者なんですが、他校も驚くような早稲田のノウハウを浸透させることで実力がつき、結果もついてきました」と顧問の廣瀬壽哉先生。
adidasのスポーツウェアについては「早稲田らしさが、部員の意識向上にも役立っています。
以前の体操服を着ていた3年生が、記念にと新しいadidasのスポーツウェアを買って卒業していったこともありましたね(笑)」。
部員たちも「前の体操服に比べて、生地が厚くなって暖かい ! 」「関西で早稲田のマークを背負える誇り。気が引き締まります」と、それぞれに愛着を感じてくれていた。
今回の取材を通じて感じられたのは、adidasのスポーツウェアが学校に誇りをもつ一助となり、目標へと突き進む生徒たちの日々に華を添えていること。
ADSSの取り組みによって、生徒たちの体育や部活に対する意識も確かに変わったようだ。
ラグビー部は花園の舞台まで、あと2勝。この勢いのまま、夢実現を期待したい。

目指すのは「関西の雄」。一人ひとりが文武両道を体現し、社会へと羽ばたく学校でありたい。

早稲田大学への進学は、大学選択のひとつである。
要は、個人としてどう生きるか。社会でどう役立つか。

「私は早稲田を“ブランド”と意識してはないんです。保護者の方々にもそう断言しているし、そういう校長が居てもいいじゃないかと」。
安元校長のこの言葉は、冒頭からインパクトがあった。
「早稲田ブランド」に惹かれ、わが子には推薦入学で早稲田大学へ…と考える保護者は肩すかしを食らうかもしれない。しかし、続く言葉を咀嚼していくとその真意がわかる。
「確かに、早稲田大学には優秀な学生が大勢いて、学ぶ環境にも恵まれています。しかし、早稲田大学へ進学して何を学ぶかが重要です。
私は早稲田大学への進学はひとつの道と考えています。
また、大学入学がゴールではない。最終的には偏差値よりも、個人としてどう生きていくか、それを他者との折り合いをつけながら社会の中でどう活かしていくかです。
つまり“社会的自我”を育てたい。そのために、徹底的に学力をつけさせるだけでなく、クラブ活動やボランティア、国際交流、生徒会活動などにも力を入れているわけです。
生徒一人ひとりが、文武両道を体現する学校でありたいですね」。
若い時期にアルプスでのクライミングや山岳救助の活動を経て、岩登りで名を馳せたという安元校長は、工学系の技術職に就き、30歳を過ぎてから教員免許を得たという異色の経歴をもつ。
それだけに、「社会的自我」「文武両道」のキーワードにも深くうなずける。

スポーツを通じて身につく様々なこと。それは、きっと「生きていく力」になる。

自身の経験からしてもスポーツに思い入れの深い安元校長は、「体育会クラブの組織率は、今後もっと上げていきたいですね」と語る。
「スポーツを通じて得られる忍耐強さや協調性、達成感などは、きっと生きていく上での力になる」。
教職、校長職を経て定年まで教育委員会で勤め上げ、早稲田摂陵に着任した時はすでにadidasのスポーツウェアが採用されていたそうだが、「そういえば、クライミングや山岳救助のトレーニングをしていた時にadidasのスポーツウェアを着ていたなと。ここに来てそんなことを思い出しました」。
かつて自身が青年時代をともにしたadidasを着て、いま青春を謳歌する生徒たちとともに、安元校長の新たなチャレンジが続く。
「今後も早稲田大学への推薦受入枠は増やしていただく予定ですが、一方で関西の難関大学を目指す生徒も増えてほしい。
関西で生まれ育って“関西魂”を持った人間を早稲田へ、地元関西へ、全国へと送り出すことがこれからの課題です」。

洗練されたイメージづくりに、スポーツウェアも一役買っている。

広報関係の業務を司る亀田昭人先生によると、「新入生の募集状況は年々良くなっています。学校説明会への参加人数も伸びていますね」とのこと。
「説明会ではadidasのスポーツウェアも展示していますが、けっこう足を止めてじっくり見て行かれる保護者の方や生徒さんが多い。
早稲田の系属校として新しい環境を整備する中で、adidasのスポーツウェアによっても洗練されたイメージが醸成できたと思っています」と評価してくださった。
ウェア採用後のADSSの対応にもご満足いただけているようで、「今後も期待していますよ」と微笑まれた。
夢に向かう生徒がいるかぎり、早稲田摂陵中学校・高等学校とADSSの取り組みは続く。

早稲田摂陵中学校・高等学校

大阪の都心から約20分の茨木市に位置する私立中高一貫校。2009年に早稲田大学の系属校として早稲田摂陵中学校・高等学校に改称し、2010年には中高を共学化(吹奏楽コースは女子のみ)。
遠方からの生徒のために生徒寮も設置されている。各教室にはプロジェクターやLAN設備が整備され、学習支援センター「Sキューブ+」を開設するなど学習支援が充実。
太陽熱を利用した空調設備の整備も進み、多機能キャンパス・エコキャンパスを目指している。