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可能性は無限大!adidasで未来に翔け!

2004年に男女共学化した桜丘中学・高等学校(以下、桜丘)では、ICT教育に力を入れ、iPadを教育現場に導入するなど、時代の先を見据えた独自性と先進性が常に注目されている。その桜丘が2009年、近隣他校に先駆けてadidas[SCHOOL CATEGORY]を導入し、2015年には新デザインへとアップデートした。adidasを継続的に採用するのはなぜか、また、adidasの体操服がスクールライフにどのような影響を与えているのかをレポートする。

バッグパックにはadidasのロゴ
バッグパックにはadidasのロゴと大きさをあわせて、校章がシルバーの糸で刺繍されている。
品よく目立つことを良しとする桜丘ならではのこだわりだ。

バッグパックにはadidasのロゴ

桜丘の独自性と先進性が、
adidasブランドとマッチしている。

iPadの導入を始め常に時代の先端を見据える桜丘が、adidasの体操服を長年継続しているのはなぜか。桜丘のイメージ戦略に長年携わる、副校長の品田先生にお話をうかがった。「体操服をadidasに決めたのは、私学として他校との差別化となる『独自性』を出すため。iPadの導入も同じ理由です」という。
公立の学校から桜丘に入学する生徒にとって、adidasもiPadも、憧れの対象なのだ。桜丘では、いまやadidasは体操服だけではなく、シューズ、中学生のオリジナルTシャツ、先生方のポロシャツなど、他のアイテムにも広がっている。その中で、2015年春から導入したバックパックは、品田先生ご自身に開発時のアドバイザーをつとめていただいた。
「近年巷でバックパックが流行してから、手提げタイプのスクールカバンを背負って登校する生徒がでてきました。見た目も悪いので、それならいっそ格好良いバックパックを採用しようと。このバックパックには、iPadを保護する専用の仕切りもあり、私たちのニーズにぴったりでした」とのこと。
さらに、教科書・ノートを整理して入れられるオーガナイザーポケットをつけたり、前ポケットには、いま流行の細長いお弁当箱が収まるようにマチを広くとるなど、気配りにあふれた作りは生徒からも大好評だ。
揺るぎない憧れ感を保ちながら、常に進化を続けるadidas。この点が、長年に渡り継続的に採用されている理由のひとつのようだ。

副校長 品田 健 先生

体操服のリニューアルだからこそ、「スポーツをやっていない子」のことを考える。

体操服リニューアルの際に、窓口を担当した枝村先生にadidas導入の経緯をうかがった。
“adidasを採用する以前の体操服”のデザインが古くなったと感じていたとき、タイミングよくADSSから提案があった。もちろん他の業者とも比べた上での決定だという。何が決定打となったのだろうか。
「まず、当時、近隣他校でadidasを導入している学校がなかったこと。また、adidasブランドの持つイメージが良いこと。adidasは、素材ひとつにしても常に進化している」と言葉は尽きない。
実際、今年の春からリニューアルした体操服は、6年という月日を経て新素材が開発され、さらに軽くなった。また、「学校サイドの要求に対して、真摯に向き合う姿勢もよかった。こちらの要望に対して、いろいろな提案で納得いくものにしてくれた」という。
「実は、体操服のリニューアルについては、『スポーツをやっていない子がターゲット』と思っていました。スポーツをやっている生徒は他のユニフォームも着慣れているから、adidasの着心地はもちろん、機能性についても素晴らしさがよく分かる。大切なのは、スポーツをやっていない生徒が意識せずとも、着心地がいいと思えるかどうか」と答えてくれた。
枝村先生のこの視点は、体操服が目指すべき、「スクールスポーツウエアのあるべき姿」を言い表してくれているようだ。

体操服リニューアル
保健体育科 枝村 啓 先生

オリジナルのクラスTシャツが生徒たちの絆を強め、やる気を生んだ。

中学・高校合同で行われる体育祭は、桜丘の生徒たちにとって最大級のイベント。学年をシャッフルして、黄組・赤組・青組・緑組に分かれる対抗戦だ。目を引くのがチームカラーでデザインされたTシャツ。2015年の体育祭で、中学生はadidasのオリジナルTシャツを作成した。
各クラスがチームカラーをベースとしたTシャツに思い思いのデザインを施す。生徒の原案をADSSでデザイン画に起こし、それがTシャツにプリントされるのだ。イラストを大きく扱ったもの、英文がはいったもの、袖のワンポイントにもこだわったものと、見るだけでワクワクする。
Tシャツが届いた日、クラスに歓声があがったのも納得だ。眞鍋鍋先生のクラスのデザインは、中央に行書体で「常勝常笑」と大きく書かれ、左右に生徒と先生の名前が並ぶ、かなり硬派なイメージ。「僕は少林寺拳法部の顧問なので、そのイメージが浸透しているのかな」とうれしそうだ。
クラスTシャツは、制作過程も含め、体育祭での「喜怒哀楽」が詰まった思い出のアイテムとなる。「クラスTシャツは体育祭だけでなく、文化祭や研修などでも着用します。家で着ている生徒もいるでしょう。活躍の場の多いTシャツがadidasブランドなら長く使えるので、生徒たちはずっと大切にしてくれるでしょうね」と、眞鍋鍋先生は確信を持って話してくれた。実は今回、生徒だけでなく中学の先生たちも揃いのポロシャツを作成した。
生徒達のオリジナルTシャツと、先生達の揃いのポロシャツの着用が更なる一体感を生み、体育祭が大成功に終わったのは言うまでもないだろう。

中学・高校合同で行われる体育祭
保健体育科 眞鍋 健治 先生

腕に輝く「キャプテンマーク」は体育祭実行委員のステイタスシンボル。

生徒の自主性を大切にする桜丘の方針は、体育祭でも遺憾なく発揮されている。総勢1,200名が参加する体育祭の運営を担う「体育祭実行委員会」をまとめている斎藤先生にお話をうかがった。
体育祭実行委員は、中学では各クラス2名、高校では各クラス4名の総勢約60名で構成され、体育祭の当日、生徒の誘導や備品の準備などを取り仕切る。
実行委員の目印として、4年ほど前からキャプテンマークを導入した。このアイデアを考えた斎藤先生がADSSに相談したところ、鮮やかな色の腕章を提案されたのが始まりという。
「キャプテンマークができてからは特に、実行委員になることは生徒たちのステイタスシンボルとなり、『自分もつけたい!』と、毎年立候補者が後を絶ちません」とのこと。生徒たちの憧れ感をくすぐるために、ちょっとした仕掛けがあった。「1年生はキャプテンマークを付けません。2年生は白色、3年生になって初めて下級生とは異なる目立つ色のキャプテンマークを付けることができます。
キャプテンマークを手渡された生徒たちは自信に満ちている。それを見た後輩たちは憧れ感が膨らむのだと思います。『いつかこの色のマークをつけるぞ』って」。責任ある体育祭実行委員という役割に対して、キャプテンマークの付加価値は生徒たちのやる気に火をつけるアイテムだった。

生徒の自主性を大切にする
保健体育科 斎藤 芳 先生

「みんなのために」が「自分のために」生徒の可能性をひろげていきたい。

 

「みんなのために」が「自分のために」
生徒の可能性をひろげていきたい。

桜丘では、校訓である『勤労と創造』をより発展的に推進し、生徒の可能性を最大限に伸ばすことを教育の指針としています。今年度からは「Wings and Compass 未来に翔く翼とコンパス」というキーワードも掲げました。「教養」という「翼」をつけて「創意工夫に基づく判断力」という「コンパス」を持って、めまぐるしく変化する時代を自らの力で切り開いてほしいという思いからです。
生徒たちにとって桜丘は、家族以外で一番多くの時間を過ごす仲間たちのいる場所ですから、「学校に行くのが楽しい!」と思えるだけでも素晴らしいことだと思います。その中で、一人ひとりの個性を大切にしていきたいのです。
桜丘では、何よりも生徒の自主性を大切にしています。例えば「キャンパス・ナビゲーター」という制度。ナビゲーターである生徒たちは、学校説明会などで訪れる方々に、桜丘の代表として校舎の案内や質問への対応をしていますが、教師は生徒を信頼し見守っています。教師たちから信頼されて生徒たちはイキイキと対応しています。
ほかにも日常のホームルーム、体育祭、文化祭と生徒たちには、自らが考え動く場が常に与えられています。「みんなのためにできることはないか」を探し、それをやり遂げることでみんなから褒められ感謝され、ひいては自分自身の自信につながる。このように、「みんなのために頑張ろうと一生懸命にやったことは、結局自分のためになるんだな」という経験を、たくさん積んでほしい。
校長室の窓から外に目をやると、校庭で体操服を着た生徒たちが見えます。新しいデザインになってさらに色鮮やかになりました。とても軽やかな印象です。adidasの体操服を着て元気いっぱいに動いている生徒をみると、彼らの未来がどんどんと広がっていく様と重なりこちらまで元気になります。
中学・高校という場は生徒たちの世界が「一気にひろがる場所」。桜丘での毎日で、自分たちには無限の可能性があるんだと、日々実感してほしいと思います。

校長 平 美佐子 先生
校訓である『勤労と創造』をより発展的に推進