江戸川女子中学校・高等学校

江戸川女子中学校・高等学校(以下、江戸川女子)は、1931年の創立以来、自立した女性の育成を目指してきました。
自分の才能に誇りを持つこと、仲間たちと力を合わせること、世界に向けてプレゼンテーションする力をつけること。
江戸川女子が目指す教育方針とadidasがどのようにマッチし、adidasの体操服が学校にどのような影響を与えているのかをレポートします。
アスリートも認めるadidasを
学校体操服に導入した意味は大きい。
以前使用していた体操服の生産継続が困難になることが、江戸川女子での新体操服導入のきっかけだった。
数社からの提案を受けた中でadidasに決定した経緯を、保健体育科の小田嶋先生にうかがった。「世界のアスリートから認められているadidasが、学校体育の体操服を作っていると知ったときは驚きました。ぜひ見てみたい!と思い、実物を見て感激しました」と、瞳を輝かせた。以前より「生徒には快適かつ一流の体操服を着て欲しい」と考えていたからだ。「競技経験のある生徒にとってはもちろん、運動は体育の時間だけという生徒にとっても、体操服の機能性はとても重要です。綿のシャツは汗をかくと重くなるし、そのまま運動すると体温も奪われる。
adidasの機能性シャツは速乾性が素晴らしいので汗をかいてもすぐに乾き、体温も保たれたまま」と、その機能性を絶賛した。
「半袖シャツはどうしてもカラーにしたかった。夏場に汗をかいたら、下着が透けて見えるので生徒たちも気にしていましたから。
今は濃紺で透ける心配もなく、いつもサラサラで体にはりつくこともないので、可動域も広がり、思い切り身体を動かせています。」さらに、女性の身体のラインに合わせたシルエットを高く評価している。「ウエストに若干のくびれがあるだけで、着た時にダボッと見えません。パンツのサイドに施されたシルバーのパイピングと鮮やかな三本ラインの配置が絶妙でヒザの位置が高く見えるので、足長効果も抜群。また、ハーフジップのジャケットは前身ごろがすっきりと見えるため、注意することもありません」という。
生徒からの声を多く聞いている小田嶋先生の言葉は、何より説得力のあるものだった。


ただの体操服ではない。
adidasは愛校心を深めるアイテムとなる。
江戸川女子では、課外活動も力を入れている。
中学では農業体験やネイチャーウォーキング、高校では富士の樹海を散策したりとアクティブだ。
adidasの体操服は体育の授業だけではなく、このような課外活動の際にも活躍しているという。保健体育科の黒須先生にお話をうかがった。
「以前は綿だった半袖シャツも、いまは機能性の高い素材になったので、汗をかくような課外活動も快適になったようです。新旧の体操服を着た現高校2年生の生徒たちは『モサモサがサラサラになった』と言っていました。
保護者の方からは『体操服のスタイルが新しくなってかっこいい』という声も」とのこと。先生ご自身はどう思われているのだろうか。「機能性については全く問題がありません。見た目では、ジャージの身頃の白色がいいと思います。
大勢が揃った時もとても爽やかです。三本ラインの色で学年の識別もすぐにできます。それにadidasの体操服なら、大学の授業でも着続けてくれると思います」とデザイン性にも太鼓判を押す。ジャケットの左胸には学校のエンブレムがシルバーでプリントされ、ハーフパンツにはアルファベットでEdogawa Girls’ とプリントが施されている。
長期使用を意識してあえて控えめにしてあるが、江戸川女子の証としてその存在に意味がある。
卒業後も生徒の愛校心が深まるアイテムとして、体操服の果たす役割は大きいようだ。


新たに導入されたバックパックは、
時代に応じた品の良さを体現している。
江戸川女子では、勉学ができるだけでなく品性ある女性を育てるために昔から厳しい校則があり、持ち物や所作に関わる決まりごとがかつては69項目あった。
現在は19項目にまとめられている。江戸川女子が憧れの学校として広く周知されている理由はこのような生活指導にもあるようだ。「本校では、校則に書かれていなくても持ち物もあまり派手でないもの、という暗黙の決まりがあります。最近、通学時に手提げではなくリュックを利用する生徒が増えてきました。その際は申請の必要がありましたが、許可がおりていざバックパックを用意するとなった時、バックパックの色やデザインについて悩むという保護者の方からの声が届いてきました。そこでバックパックの必要性を感じ、adidasのバックパックを規定品として導入しました。」
adidasのバックパックは黒色でスタイリッシュなデザイン。
校章である「かたばみ」がデザインされたエンブレム刺繍がフタをすると隠れるようになっている。「防犯上の理由もありますし、エンブレムが隠れれば卒業後も使用できる。耐久性のある作りですから長期間使用できます。
本人だけでなくご家族にも使っていただければうれしいですね」と小室先生。バックパックには、大小のポケットや、お弁当を入れるための仕切りがついたりと、スクールライフを快適にするための工夫がいっぱい。
両手があくバックパックでハツラツと歩く生徒の姿からは、女子校生らしさが失われることもない。
まさに江戸川女子にふさわしいものと言えるだろう。


自分たちが選んだ体操服は世界ブランド。
その意識が生徒たちの日常に誇りを生む。
体操服のリニューアルにあたって学校として外せなかったポイントについて、菊池先生にお話をうかがった。
(1)特定競技に特化したイメージのないブランドであること
(2)体操服だけでなくその他のアイテムにも幅広く対応できること
(3)長期にわたり安定供給ができること、
という3つの条件があがった。
そのうえで、最終的には生徒の意見を取り入れたという。
「生徒たちには、『自分たちが選んだ』という気持ちと愛着を持ってほしかったからです。自分たちが選んだ体操服は世界ブランドのadidas。生徒たちは、自分たちの選択眼に誇りを持って体操服を着用していると思います」と目を細められた。体操服の選定も「自立した女性の育成」を目指す江戸川女子の教育方針とつながっていたのだ。
また、adidasの体操服を取り扱うADSSでは、小売店を通さない直販(ダイレクトコミュニケーション)というスタイルをとっている。このことについてはどうだろうか。「インターネットを使っての注文もあるため最初は若干の不安もありましたが、何かあればADSSさんがすぐに対応してくれるので問題はまったくありません。
綿密なコミュニケーションが取れているので安心です」とのこと。「バックパックを利用する生徒が増えてきたので検討したい」「河川敷にあるグラウンドの冷たい風を防御したい」という声に対してADSSが迅速に提案することにより、バックパック、ウインドブレーカーなど体操服以外の導入も実現しているという。
江戸川女子×ADSSのコラボレーションの今後に注目したい。


「学力」「心」「体力」をバランスよく身につける。
江戸川女子は自立した女性が羽ばたく場所。
江戸川女子では1931年の創立以来、常に新しい時代にふさわしい「自立した女性の育成」につとめてきました。
私は自立した女性とは、学力だけでなく、心の力、体力の3つの力がバランスよく育まれた女性であると考えています。
学力の育成については、本校では生徒一人ひとりの目標に沿った進路指導を徹底し、希望する難関大学に向けて勉強に集中する体制が整っています。早くから英語教育に力を注いできましたが、まず日本を知ることが必要と考え、中学では茶道、礼法、箏曲、華道を学び、高校では海外研修で異文化理解を深めています。
心の力については、女子校という環境が大いに生かされています。日常的なホームルーム活動から、文化祭、体育祭といったイベントに至るまで、女子だけで運営するわけですから、当然、リーダーシップをとる役割を学ぶこともあれば、みんなで力をあわせてやり遂げる喜びも知るでしょう。
そして、体力。実は毎日の生活、受験の際、大学進学や社会に出てからも、すべての基本となるのがこの体力です。
生徒たちは体育の授業で「規律」を学ぶとともに、「自分を表現する」ことも学びます。本校では、adidasの体操服を導入しました。
世界ブランドとして機能性、デザイン性に定評のあるadidasを体操服として着用することは、生徒にとって誇りとなってくれることでしょう。
学力、心の力、体力。江戸川女子で、この3つの力をバランスよく身につけ、いつも自分に自信を持ち、世界に向けて堂々とプレゼンテーションのできる女性として、未来へと羽ばたいてほしいと願っています。

